おとぎみち

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メリットなしでは会話できない大人たち

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僕は日常会話ができないコミュ障です。
でもそれは非常にデメリットが大きいため、経験則からある方法を実践し、コミュ障であることをひた隠しにしています。

 

それは、

 相手にメリットを感じてもらえるように話す

です。

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男女の会話

男性と女性では会話において話す内容が異なる、という話はよく聞きます。
特に恋愛関係において顕著に顕れ、それが衝突につながることが多いでしょう。

 

男性は事実について話し、
女性は感情について話す。

 

これが一般的に言われる違いですよね。男性は問題解決を目指す、ともいわれますが、ただ別表現になっただけですね。

 

この記事の趣旨に照らしてあえて僕なりに別表現にするなら、
男性はメリットを求めて会話をする
と言えます。
これが僕の経験則です。

 

メリットって?

前提として、以下で想定する会話のシチュエーションは、ドライな人間関係における会話です。そして男性限定。
仕事だったり、大学だったり、コミュニティに属しているからこそ生まれている人間関係です。家族や恋人など親しい関係での会話ではこんな面倒くさいこと考えません。

 

メリットとは、当然なんらかの得を感じられることを指します。本当に得だったかどうかはあまり関係なく、重要なのは、そこにお得感があることです。コストよりもリターンが多かったと「感じる」かどうか。

 

だから対極に位置する「中身のない会話」はしないように気をつけますし、そういう話を振られると僕は困惑します。男から話を振られた場合ね。女の子はそういう生き物なので困惑はしません。

 

中身のない会話

日本人の典型は「天気(気候)の話」です。
そもそも「日本人は天気の話をしておけばとりあえず問題ない」という共通認識がある時点で、我々日本人は生来コミュ障の集まりなのではないかと疑ってしまいますが、無難さを求めた結果のパラダイムでしょう。

 

もちろん無難が故に、中身のなさはピカイチ。くだらないこと芸能人浮気報道の如し。
ただし、例えば「台風○号が発生して、来週は大荒れらしい」という発言であれば、受け手が知らない情報の可能性があり、情報の授受が発生すれば、それはメリットがある会話といえます。話のジャンルで即メリットの有無が決まるわけではありません。

 

中身のある会話

情報の授受がメリットに直結する以上、なんらかの情報を提示する会話が中身のある会話だといえます。

 

例えば「kindleを買った」という話をする場合、それはプレゼンでなければなりません。
ある商品を買ったという事実だけを話すなんて愚の骨頂。それは女子供の会話です。グーでなぐります。だって、あなたの購入履歴に興味あるのはAmazonだけだもん。

 

だから、いかにkindleに優位性があるのか、それでどのように生活が豊かになったのか、そういった情報を提示し、購入を考えていなかった人にも興味をもたせるだけのプレゼンをしなければ、それはメリットのある会話とは言えません。デメリットの提示も忘れずに。営業の本質は信じてもらうことなので、商品のデメリットも包み隠さず伝えなければいけません。それこそ生の声であり、検討する価値のある情報、つまりは受け手のメリットですよね。

 

でも、それを毎日毎回実践するのは大変。

 

笑いというメリット

限界を感じた僕は、笑いを提供するようにしています。
情報の授受について焦点をあてていましたが、結局はメリットがあったと感じてもらうことが目的なので、笑いが起きることも突き詰めればメリットだといえます。
会話のあと得した気分になればいいわけだし。

 

だから自ら始める話には必ずオチをつけます。気にします。なければ話しません。
こんなことをいうと、まるで僕がすべらない話を無数にもっているかのようですが、あんな完成された物語なんてもちろんありません。
要は一笑いあればいいのです。苦しいときは自分を落としてオチにします。オチが苦しくなるような話は最初からしませんが。

 

フリとボケとツッコミ。この三要素があれば笑いは起きます。日頃お笑い芸人が実践してくれているので研究対象は数多あります。
そうやって、メリットを意識した会話に日常的に繰り返し、コミュ障をひた隠しにして、気づくのです。

 

ドライな人間関係の本当の乾燥

あぁ、なんて人はドライなんだろう。

 

メリットがなければ会話ができない関係なんて、本当に求めている関係なんでしょうか。
いえ、求めていないからこそ小手先の技術で渡り歩いているのです。
やりたいことばかりやっていては飯が食えません。だから徒党を組むのです。徒党を組んだら、ドライな人間関係がセットでついてくるので、しっかりこなさなければなりません。
社会人とは愚かなものよ。

 

毎日毎日、他人との面接を繰り返しているのです。
つまらない、くだらない、相手の琴線に触れることのできない会話なんてしようものなら、すぐにマイナス点が付き、持ち点がゼロになればその人の交友関係からNOをつきつけられる。それが大人です。
飲み会なんてのは集団面接なんですよ。

 

そして自らも、無意識のうちにそうやって人を評価し、居心地のいい場所を探しあぐねているのです。

 

あー、ゾッとした!

 

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