今だから話せる! 心療内科でいわれた衝撃発言3選 ②
前回①のおさらい
そこで待ち受けていたのは、お前はまさに奴隷以下の存在だとして正式に認定する精神科医だった!
果たして、社畜は精神科医の助けで会社を休むことができるのか(ムリ)!?
①ですでに結論を書いているんですが、僕の診断結果は適応障害でした。
うつ病ではありません。
精神科医曰く、僕の症状は会社に向かう際、または会社にいる間に顕著に表れており、職場から離れると和らぐ。つまり、特定の状況、場所に拒否反応を示しているのであって、慢性的にうつの状態になっているわけでない。
ということでした。
これは僕の訴え方のミスでしょう。
精神科医の診断方法、結果が必ずしも普遍的ではないため、うつ病の診断を求める人の解となるわけではありませんが、上記の発言を鵜呑みにすれば、僕がもっと慢性的に症状に悩まされており、その原因は仕事であると強く訴えれば、診断結果は変わっていたかもしれません。
要するに、家に帰っても心底辛い、と。
本音をいえば、前回記載のとおり、僕は興味本位であった部分が大きいです。
いざというときのために、診断書による休職がどれほどの難度であるのかを知りたかったのです。
というのは、僕自身は辛いながらも本当に休もうという気はあまりなく、僕が休んでしまうと現場はさらに大変なことになるという思いがありました。
この考え方は自意識過剰であり、うつになりやすい危うい傾向だと思われますが、当時の現場は特殊な状況だったと言い訳させてください。
あと、うつの診断を受けていないにも関わらず、偉そうにしていた先輩が周りの迷惑を顧みずに逃亡し、そのケツを拭かされた経験があったことで、そんな野郎と同じメンタルだと思われたくないというプライドもありました。
とはいえ、適応障害という診断結果は期待ハズレであったのも事実なので、僕は食い下がりました。
診断書の話をだし、それさえあれば会社を一時的にでも休むことができるのか、最後の手段としてそういう方法はあるのか、そんな思いを多少演技じみてすがるように質問しました。
すると、こう言われたのです。
「君のはdiseaseじゃない、disorderなんだよ」
!?
なんで英語!?
病気じゃなくて、障害なんだよ! って言いたいなら、そう言えばいいんじゃあ……。
僕は「はぁ……」としか言えませんでした。
食い下がり続ける意志よりも、英語で表現されたその意図を読みとろうとして迷宮に迷い込んでしまったのです。
マジでわからん。
なんで英語にしたんだろう。
別に食い下がったことに怒っている様子はなかった。
淡々と、事実を述べている感じだった。
そして僕は、①の情報と合わせて、このお医者さんは相当な変わり者なんじゃないかと思ったのです。
確かに経験上お医者さんには変わり者が多いです。
でも、僕の精神科医のイメージは、本で見聞きした、患者さんの話をじっと聞いてカウンセリングを時間をかけて行っていくような、物静かなイメージでした。愚痴外来を淡々とこなす田口のような。
いやはや、このお医者さんは当初の見立てを上回る変わり者だぞ、と評価を改めたのでした。
以上、衝撃発言3選②でした。次回、③をどうぞ。
Don't be ridiculous!