これからもKIRINを飲み続けようと思った話
ビールはキリンの一番搾りを愛飲している。
アサヒ スーパードライなんて論外で、そもそもキリンラガー派の僕は一番搾りに行き着いた。
発泡酒や第三のビールを飲むくらいならもはや酒などいらぬ。
一番搾りにはキャンペーン用のシールが貼り付けられてあって、所定枚数を集めたら時期を見てキャンペーンに応募できる。
よく嵐がCMをやってるあれだ。
個人的に、やっぱり「絶対もらえる」シリーズが好きで、キャンペーンが始まると待ってましたと集めたシールを台紙に貼って応募する。
この前こんなことがあった。
シールを貼って応募してからしばらく経って、キリンから宅配が届いた。
遂に来たかと玄関先で業者に応対すると、ダンボールを持っていない。ただ、ペラペラの封筒を簡易書留として渡された。
グラスと飲み比べセットが届くと思い込んでいた僕は落胆した。
ビールじゃないじゃないか!
というかこの封筒なんだ?? わざわざ書留だぞ?
封筒の中身についてまとめると、
- あなたの集めたシールには一枚だけキャンペーン対象外のシールが貼られていた
- 新しい台紙を用意したから、これにもう一枚キャンペーン対象のシールを貼り直してくれ
- 切手付きの封筒を同封したからそれで再送をお願い♪
ということだった
僕は感動した!
大いに感動した!
今回キャンペーン対象となっていたシールと、キャンペーン対象外のシールは非常によく似ている。おそらく、微妙なデザインの違いでいつ頃発行されたものかを見分けているんだろう。
でもそんな似ているけど誤ったシールを貼付して応募してしまったのは僕のミスだ。一方的に僕に落ち度がある。だってキャンペーンの説明欄にはしっかり対象となるシールが記載されているんだから。
にも関わらず、それを誤りとして即ゴミ箱行きとして処理をせず、わざわざ連絡してきてくれたなんて!
わざわざ切手付きの封筒を同封してくれてるなんて!
わざわざ簡易書留にしてるなんて!
まぁ、もちろん、冷めた見方をすれば、絶対もらえるキャンペーンだから届かなかったら応募者からクレームがくるわけで、その防止策の一つなのかもしれない。逆にいえば、絶対もらえるキャンペーンでなければ、即ゴミ箱行きとして処理されていたのかもしれない。
でもいいんだ! どんな理由だろうと、そこには人の優しさがある!
うちの商品を楽しんでくれてるんだな、だったらこのキャンペーンの商品も楽しんでもらおう!
そういう単純な慈愛が感じられる!
ルールはルールだから、シールはもう一枚必要だけど、せめてストレスのないように送り返してもらおう!
そういう心の配慮がある!
商売の本質は信頼です。
人と人って結局はそういう繋がりだと思うんですよ。
みんな笑顔になることが重要じゃないですか。
もちろん良い悪いにはいろんな軸があって、万国共通は難しい。でも心の根っこの部分には絶対的な良い悪いがあるはずです。だって、所詮生物で、みんな同じようにカテゴライズされる感情を持ってるんですよ。
頭でっかちになって、良い悪いを判断するから、どんどん問題が大きくなる。
そうじゃなくて、人が嬉しいと感じる些細な思いやりが積み重ねられていければいいじゃないですか。
知ってる? 都市ガスって本当は匂いないんだよ。無臭なの。でもみんなの家に供給する前にわざわざ匂いつけてるの。だってそうしとかないとガス漏れに気づけないもんね。
やさしー!
幸せって、求めるものでも、なるものでも、感じるものでもなくて、見つけるものだと思うんです。
あー、一番搾り飲もっ!
ところで午後の紅茶ミルクティー作った人って天才だよね。