おとぎみち

たまにマジメなおとぎブログ

つけまつげの不思議

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100%ではないにしろ、女性の大半はつけまつげなるものを好んで装備しているようです。
きゃりーぱみゅぱみゅのおかげなんでしょうか。

 

電車に乗って吊革を握っていると、目の前に座る女性のつけまつげが剥がれかけている光景を目にすることもあります。

 

でもつけまつげって不思議ですよね。なぞですよね。

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つけまつげは隠さない

 

つけまつげは目を大きく見せる効果がありますよね?
ぱっちりとしたつぶらな瞳にするために、なるために装備するんですよね?

 

つけまつげを装着した女性を見て、
 「目が大きくて魅力的な女性だな」
と男は思う。女性は思わせたい。

 

でもね、同時に「つけまつげだな」と思うわけです。
男女問わず。

 

つまり


「つけまつげを装着したことで目が大きくなっている女性だな」

 

という認識なわけですよね。

 

その上で、キレイだな、魅力的だな、と。つけまつげ効果だけどね。でも素敵だな、と。

 

ふむふむなるほど。
結果が魅力的であれば、たとえそれがつけまつげというまがい物であっても問題ないということです。
もちろんまつげエクステも同様ですね。あんなことよくするな、と男子一同は思いますけどね。

 

で、あればさ……。

 

カツラは??

 

ねぇ、カツラは??
なんでカツラは嘲笑の的なの??
自分の魅力をアップさせるためのツールでしょ? つけまつげとなにが違うの?

 

目が小さい女性が、その目を大きく見せたいからまがい物に頼るわけでしょ?
小さい目がコンプレックスなんでしょ? 目が大きい女性がキレイだと信じてるんでしょ?

髪がなくなってしまった男性が、その頭をおしゃれにしたいからカツラに頼るわけでしょ?
ハゲがコンプレックスだからでしょ? 髪がある男の方がモテるからでしょ?

 

なにが違うわけ? なんでカツラはこれほどにまでバカにされるの?
男女ともに異性の目を第一に気にしてるんでしょ?

 

女性の声はデカい

 

女性は平然というわけです。
「禿げたら潔くしろ。隠し事してる男ってダサい」

 

自分たちはなにもかもを隠しているのに!?
おいおい、嘘だろ……。鏡見ろよ。

 

恋愛ってありのままを認め合うことから始まると僕は思っています。
結婚となるとなおさらです。
お互いが許容し合うことが大切です。

 

ただし、恋愛というステージに進むためにはまず相手の土俵に立たなければなりません。
女性が評価する男という意味で、それは清潔感、優しさ、経済的余裕です。
カツラをかぶるということは清潔感に類するでしょう。
ハゲ = 不潔というわけでも、魅力的でないというわけでも決してありませんが、女性の多くは男は髪がフサフサに越したことはないと思っているでしょう。
鳥越があれほど低能を露呈しても、年の割に髪があってカッコいいと評価し続けた同程度の低能女性がいたから得票数に繋がったわけです。
だから、土俵に立つ一つのプロセスとしてカツラをかぶるという選択肢があっていいはずです。
つけまつげとまったく特徴が同じなのですから。

 

そして相互に見つめ合い、タイミングを見てぽつりぽつりと鎧を脱いでいくのです。
女性がすっぴんを見せるタイミングを謀るように。
でも、そこでもやっぱりカツラであることを告白した男性への評価は凄まじいもののはずです。

 

「あなたカツラだったの!! 騙したのね!」


なんて言われかねません。

 

自分たち女性が、人を偽る生物であることなんて関係ありません。
カツラという一点のみで人間性の否定へとつながっていくのです。おそろしや。

 

そうしていつの間にか、「カツラ = ダサい」という共通認識ができあがりました。
嘲笑する流れができているのです。
男性がカツラに手を出すまでに、どれほどの葛藤があったかなどという個人の辛さは想像すらされません。

 

女性は声がデカいですからね。
自分たちの不遇を主張し、か弱さを演じる技術だけを遺伝子レベルで磨き上げてきました。

 

だから

 

少しは寛容になろうよ。
曇りなき眼で見定めようよ。

 

それが、人と人が接するってことなんじゃないかしら。


ただし一方で、結婚後、夫が禿げても別に気にしないという女性は案外多いそうです。
結婚という大きな決断をしたあとであれば、ハゲなんて大した問題ではないんでしょう。

 

うーん、だからこそ結婚前の恋愛関係のさらに前、同じ土俵に立つためにカツラを被るというのは理に適ってると思うけど。


ところで、僕はカツラではないですし、もしキレイにつるっぱげになってもそれを理由に離婚を迫られることはないはずです。
たぶん、きっと、メイビー、メイヨウ。

 


あー、ゾッとした!