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おとぎみち

たまにマジメなおとぎブログ

誤解される可能性ってどこまで認めるの?

ゆるせない話
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学生時代から、というか人と会話をするようになってからずっと、言葉って難しいなぁと痛感させられ続けています。


たとえば夫婦の離婚についても、根本原因はコミュニケーション不足というただ一点のみというケースは多いようですね。
会話の難しさは、話さなくても話しすぎても問題が発生するという点です。
過ぎたるは及ばざるが如し。
誤解の火種はあらゆるところに潜在的に存在しています。

 

仕事において、先日こんなことがありました。

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私が書いた設計書に以下のような記載がありました。
閾値を下回った場合、赤字表記」

 

細かいことは気にしないでください。要は「ある一定の値を下回った場合は表示する文字色が変わる」ということを示していました。
すると、その設計書に対して次のような指摘があったのです。
「『下回る』という表現では、『以下』と誤解されるかもしれない。『未満』という表現に修正すること」

 

もちろんサラリーマンである私は、この指摘にすんなりと従い、設計書の記載を修正しました。

 

でも心の中では、心の底から思っていました。
その誤解って読み手の日本語能力の問題じゃん!!!

 

「下回る」という表現が「以下」と誤解されるというのは、表現の問題ではなく言葉の定義の問題です。
言い回しが曖昧などということではありません。だって「下回る」という言葉は「未満」という意味しか持っていませんからね。
これを「以下」という意味で解釈するのは読み手の脳内辞書に不備があるだけです。
はっきりいってその程度の人のことまで考えながら言葉を紡ぐことは不可能です。

 

「赤」という表現では俺らにとっての「青」と誤解する人もいるかもしれない!
RGBで表現しろ!!

と言われているのと同じだとしか私には思えません。

 

だから私は飲み会でいつも言うのです。
「同じ辞書を持ち寄った者たち同士でしか会話は成立しない!」と。

 


昔々、後輩社員に仕事を教えていると、衝撃的な言葉を言われたことがあります。
「私、イカとかイジョウとかいつもどっちがどっちかわからなくなってググらないといけないんです」

 

頭がクラクラしました。人事部はどんな採用基準でこの人を採用したんだろう……。
ま、よく嘘を吐く人だとあとでわかったので、それもその場を逃れるためだけの稚拙で低能な嘘だったんでしょう。
だって「以下」と「以上」の区別がつかない大人がこの世にいるわけないじゃないですか。
そんな人は日常生活に支障をきたすでしょう。


とにかく、誤解というのはつまらないものであり、その原因もつまらないものです。
なのにこれほどまで身近に溢れ、時には大問題へと発展します。

 

だから私は思うのです。
誤解を生まないための第一施策
「辞書のすり合わせ」だと。


単語の意味をすり合わせるところから出発しなければなりません。
それが果たされて初めて会話が成り立つのです。
成り立った上で、適度な配慮とともに意志の疎通を図るのです。

 

会議がくだらない理由もこれが根本原因でしょう。

 

少なくとも、辞書の違いによって生じる誤解は認めてはいけません。

 

あー、許せない!

誤解されない話し方、炎上しない答え方

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