おとぎみち

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東京の淘汰力

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東京には飲食店がひしめいている。だから競争も激しい。
不思議なのは、なんでこんな店が?? と思うような店が営業を続けられている点だ。

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東京にはラーメン激戦区が非常に多く、ラーメン好きとしてはありがたい。
淘汰された結果、一定以上のレベルのラーメン屋が鎬を削る。

 

それでも俺自身はまずいと感じるラーメン屋があるのは理解できる。
味覚は個人差が大きく、さらにラーメンはその特殊な生態系によって派閥が多い。
だから塩派の俺が相容れないと感じるラーメン屋が、一方ではファンを獲得している事実は理解できる。

 

問題は飲み屋だ。
味よりもその接客態度や値段設定、料理の質が著しく低い店が確実に存在し続けている。
なぜだ??

 

東京の接客業なんてただでさえ韓国人、中国人ばかりなのに、一部の飲み屋はほぼ日本語が話せないレベルの人間しかいないことがある。もちろん料理の質も悪く、酒はいったいまともなアルコールなのか疑わざるをえないものであることもある。


21世紀になっても安かろう悪かろうは顕在だ。
最低限の質を求めるなら、それなりの金額を支払う必要があるだろう。
ハズレの店を引いたときの絶望感はすさまじい。

 

でもさ、それは個人の対処方法であって、集団における自然淘汰、自浄作用みたいなものは機能してないの??

自ずと消えていく運命にあるはずじゃないの??
だってそんな店にファンなんていないでしょ?

 

言葉が通じないことは大した問題じゃないよ。経営者の仲間内で集まれば同じ言語になるんだろうから。飲食店での店員との会話なんてほとんどないに等しいし。
でも、まぁ食べ物ではある、程度の料理と呼ぶにふさわしくないものにお金を払い続ける人はいないはずでしょ?
明らかに悪酔いする質の悪いアルコールを提供する店に何度も足を運ばないでしょ?

 

不思議だよなー。

 

といっても、平然とスーパーで売られてる日本企業が販売するSTRONG系のチューハイも相当質の悪いアルコールを使ってるよな。しかもそこそこ人気あるっていうし。
信じられない。あんな体調悪くなるようなものをガブガブ飲むことなんてできないよ。
いつまでもマーガリンが日本人に愛されてる事実もあるし、自然淘汰の力なんてそんなに期待できないのかしら。

 

まさか母数(人口)と淘汰力に相関はないの!?
競争が質を高めるんじゃないの!?
結局のところ一番得をするのはコバンザメなの!?

っていうかお腹痛いんですけどぉぉおおおお!!!

 

そんな低品質がまかり通っているだなんて


あー、ゾッとした!

 

種の起源〈上〉 (光文社古典新訳文庫)

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