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おとぎみち

たまにマジメなおとぎブログ

傘を盗むことに自覚がない人なんているの?

楽天ブックス

こんな記事がありました。

企業の活動
withnews.jp

女子高生達の活動
www.asahi.com

いずれも傘が返ってこない模様。

日本人はとにかく傘を盗みます。傍若無人に意気揚々と、泰然自若たるものですよ。

私は就職と同時に地方から上京してきたため、首都圏の人たちと接する最初の機会は、入社した会社の研修でした。
2ヶ月以上本社で同期たちと研修を受ける中の、ある雨の日。
帰宅しようと会社のエントランスに向かうと、同期の一人が窓に強く打ちつけられる雨を見上げていました。
同期は自然な動作で、傘立てに数本置かれたビニール傘を手にとり、外に向かいました。

よくある光景ですし、私もそこまで強く糾弾するつもりはありませんでしたが、軽いノリで話しかけました。
「忘れ物とかじゃないなら、困る人いるかもよ。先輩の傘とかだったら気まずいし」
私を一瞥した同期は、吐き捨てるように言いました。

「あー、だから田舎もんは嫌なんだよ。東京では傘ってのはみんなでシェアするもんなの!誰かのものとかじゃないんだよ!マジ、田舎の考え方とか治したほうがいいよ」

彼は東京生まれ東京育ち。
私の発言に苛立ち、私が上京したばかりであることも踏まえてそういった発言をしたんだと思われます。

なお、冒頭のレンタル傘の記事は、前者が大阪、後者が福井の話のようです。
したがって東京という地域において、傘がよく盗まれるというわけではないでしょう。

しかし上京したての私は、そうか!東京ではそういう意識なのか!と理解しました。
盗む人も盗まれる人もいない。ただシェアしているだけなんだと。

そして、そんな同期とは一切の関係を絶ち、私は彼を満員電車に乗り合わせるだけの、その他大勢と大差ない生物であると認識を改めました。
同期が私を罵った直後、先輩社員の集団が「雨つよいなー」とエントランスからでてきました。その後、同期はすさまじい早歩きで駅に向かっていました。


重要なのは、盗んでいるという自覚がないことです。
規範意識に訴えかけることができない以上、この事実を是正することは非常に難しい。

強い雨があがった直後、街には折れた傘がいくつも捨てられています。
被害を受けるのが自分以外の誰かなら、人は簡単に非情に振る舞いますね。


女子高生の落胆にもうなずけます。

傘のことだけで言うなら、人の("は"の間違い?)性善説よりも性悪説の方があてはまる気がします


ま、システム作ってる人間からすれば、性悪説をとるのは当たり前なんですけどね!


あー、ゾッとした!